東京には駒沢オリンピック記念公園がある

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家族を連れて東京に移り住んでから半年になろうとしています。引っ越しの準備や仕事の整理や友との別れなど、15年間暮らしていた街を離れるのは力仕事を要し、また、日本に戻ってからはお役所手続きや住居探しと新しいことの連続でした。それらはブログ更新をしないいい口実でしたが、その間も現在も継続して走り続けています。これからも不定期に更新出来ればと考えています。

まずはお伝えしたい!ニューヨークを離れる数週間前にハーフマラソンンに出場し無事に自己ベストで完走しました! 1時間48分46秒。自己ベストといっても大会で走るのは初めてだったので、大会までの数ヶ月間、週末にトレーニングとしてハーフマラソンの距離走っていた時の記録との比較です。2時間以内を目標としていたのでとても満足のいく結果でした。大会が驚く程手際よくオーガナイズされていたことに感動しましたし、参加者達がこのイベントを楽しみ、祝うのを目の当たりにしました。子供は楽しくなると思わず走りますね。大変大げさな言い方をするならば、走ることでこの世に生を受けたことを喜び感謝するイベントだったように思います。

日本に帰国し東京に定住するまでの間、九州や東海地方に滞在していたのですがその間もその土地土地で走ることが出来ました。由布院温泉ではとてもいいコースを見つけたのでいつか紹介します。

現在は一周2.2キロの駒沢オリンピック公園がホームコースになっており、それを3-5周するのが定着しています。1964年の東京オリンピックの為に建設されたスタイリッシュなスタジアムや体育館が望める広場を走るあたりが最もこの公園を象徴しています。東京もみんな走っているから大きな違いはありません。ただやはり一周9.7キロのセントラルパークの完璧さは奇跡的だと思います。あの坂を駆け上がり、あのカーブを曲がってと頭の中ではっきりと思い出すあの景色。実際そのような方は多くいらっしゃるのですが、駐在員としてニューヨークに住まれる方はセントラルパークの側に住んで毎日走らないともったいないですよ。と強く訴えたいです。

それでも、ひとつ手に入れた事実。走りはじめて5キロを過ぎたあたりから燃焼モードが切り替わり、体は自動運転のよう。そうなるとあらゆるものから開放される。それはどこに住んでいても、自分がどんな状況に置かれていても。ニューヨークは僕にとって第3の故郷で色んな経験をしましたが、最後にセントラルパークで手に入れた走る生活習慣は出来るだけ長く続けたいと思います。

今年も残り少なくなってきました。新たな年を東京で迎えます。もっと走ろう。東京ランナーの聖地皇居も走ろう。

ニューヨークにはセントラルパークがある

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3年間着たダウンジャケット。随分よれてきたし色にも飽きてしまったので、着るのは今季限りにして暖かくなったら処分しようと昨年の冬から考えていましたが、今年のニューヨーク、暦は進めどなかなか気温が上がりませんでした。でもここ2週間ほどは日中20度越えの日もあり、夜でも軽いジャケットで充分な程に春らしくなりました。あのダウンジャケットを着ることももうありません。

少し遅れ気味の進行ですが、この季節、様々な種類の花が咲き乱れます。ストリートの花壇や公園の植え込みには黄色や白のスイセンやチュウリップが咲いています。そして街路樹や公園の木々も新芽やつぼみが少しずつ大きくなり爆発寸前です。ニューヨークの街でおなじみの梨科の木には既に白い花が咲いています。セントラルパークでもモクレンや梅や桜などがそろそろ見頃になりそうです。

セントラルパークのループは走る人でにぎわっています。冬の間は夜に走る人はまばらだし、それなりのスピードで走っている人ばかりなので誰かを追い越したり、また近い距離に誰かの背中を見ることは少なかったのだけど、今は様々な人がループを走っています。また歩いている人も沢山。暖かくなりダイエットに挑戦しようと、初めてこのループを訪れた人もきっと少なくないでしょう。汗でびっしょりのTシャツを着て大きく背中で息をしている人を追い越すこともあります。

思えば一年前の僕も、セントラルパークまでの300メートル程の距離を走るのに息を切らしていました。少しずつ連続して走ることの出来る距離を伸ばし、1キロ先のレザボア(ため池)まで、そしてついにレザボアを一周して5キロ程の距離を走りきり家まで帰って来た時は妻にどれほど自慢したことでしょうか。そうやって走る楽しさを憶えながら一年が経とうとしています。いまでは10キロ走ってもどこも痛くはならないし、ハーフマラソンの距離を走ってもその足で買い物に出かけられる程に、走ることが生活の一部になっています。こうして続けられたのはやはりセントラルパークが出来過ぎなくらい美しく、ランナーにとって最高の場所だったからだと思います。

セントラルパークは南北4キロ東西0.8キロに渡り拡がる緑地公園。約3,4 K㎡の面積を誇ります。パーク内をぐるりと一周出来る9.7キロの舗装道パークドライブは、ランナーにループと呼ばれています。これは皇居の周りの約2倍の距離。この他に走る人に開放された約6.8キロの乗馬道や、レザボアの周りに整備された一周2.5キロ程の土で固められたコースもあります。土は膝にもやさしく乗馬道は森の中を走っているような爽快さが味わえ、レザボアの周りではため池の水面に冷やされた心地よい風を感じながら、もう少しすると連なる八重桜が花を咲かせます。

以前東京でお世話になっている方に寿司をご馳走になりながらこう問われました。「今や東京は世界一の都市と言ってもいい。世界中から最高品質のものが集められ食やデザイン、どれをとっても高いレベルなのに何故君は東京を離れニューヨークにいるのかい?」郷土自慢大会を持ちかけられたのだと思いましたが、僕は東京も大好きだし議論はあまり盛り上がらなかったのです。でも今なら「ニューヨークにはセントラルパークがある。」この一点だけを持ってニューヨークが世界のどの街よりも素晴らしいという主張を展開すかもしれません。それくらいセントラルパークが好きです。

デスクワークが多く、ビルに囲まれて生活している都市生活者にとって、運動は食事と同じ生命活動。だから気持ちよく走ることができる場所があるというのは、交通機関が整備されているとか、美味しいレストランや品揃えの豊富なスーパーマーケットがあることと同様に、都市を評価するうえで大変重要な要素だと思います。実は現在東京に移り住むべく計画中。走る場所がどこにあるのか調べながら進めています。きっと東京でもいい場所を見つけます。

どこにいても走りたい。

42.195kmの半分と小出監督とQちゃん

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5月18日に開催されるハーフマラソンに参加することにしたので、それまでの間、小出監督の著書『マラソンは毎日走っても完走できない 「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42・195キロ』に出ているレース3ヶ月前からの練習メニューを出来るだけこなしたいと励んでいます。この本、使える時間や走力のレベルに合ったトレーニング方法を丁寧に説明しているので、あまり無理をすることなく、でも効果的にトレーニングが出来そうです。それに実践的なトレーニング法が書いてあるばかりでなく、金メダリストの練習やオリンピックでのエピソードも綴られ、選手や走ることへの愛情たっぷりの良本です。苦しすぎて走るのが嫌いになってしまっては継続出来ないことを説いているし、走る準備段階の足腰づくりから説明されているので、「ちょっとダイエットのために歩くところから始めてみようかな?」という方にもおすすめです。

毎週日曜を、週に一度の20~25キロを走る日としました。昨夜はハーフマラソンの距離を走るのは2回目で、先週よりはペースも上がりましたが後半はやはりきついです。そして2時間は長いです。テンポがぴったりの音楽がかかると地面を押し出すリズムがとても気持ちよかったり景色を楽しんだり出来ますが、さすがに残り5キロ位になると疲れが溜まってしまい、終盤は徐々にスピードを上げる予定でしたが、ペースをキープするのがやっとでした。でもこの「やっと」の時間が次のステップに繋がっていくんですね。ほんの少しだけでも「やっと」をやることで心肺や足腰が鍛えられると小出監督の本は教えてくれます。

先日、女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手が、シドニーオリンピックで金メダルを取るまでの道のりを、映像を交えながら語る『高橋尚子 激走 42.195km』というタイトルの動画をネットで見つけて観たのですが、シドニーで一番にゴールした後、きょろきょろと小出監督の姿を観客席に探す高橋選手の姿が印象的でした。その時小出監督は少しでも早く高橋選手の元に行きたいとスタジアム中を走り回っていたのです。走るのに興味もなかった以前は、シドニーオリンピックの頃もそれ以後も、テレビで「Qちゃん」「Qちゃん」と言っていてもなんのこっちゃと思っていましたが、「Qちゃん」と「小出監督」の物語は感動的です。監督の本の中に出てくるエピソードと重なる部分もあるので本と合わせて観たい動画としておすすめです。金メダルをかけて競い合ったライバル、リディア・シモン選手のインタビューも泣かせますよ。検索するとすぐ見つかります。

人生も小出監督のように信頼出来る指導者がいたらどんなにか心強かっただろうと思います。でもこればかりは自分自身の心に従うしかありません。だから2時間は長いのですが、こうして走りながら考え事をしたり自分自身と向き合える時間を持つことは力強く人生をおくるための有効なトレーニングでもあると信じはじめています。

もっと走ろう!

長距離走者の孤独

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気がつけば一ヶ月以上更新が停まっていました。でもしっかり走っています。3月も後半、既にデイタイムセービング(夏時間)が始まり時計が1時間早まったこともあり、日も随分長くなりました。春めいた半袖で走れる気温8度程の日もありましたが、ここ数日は摂氏0度から3度位の寒い日が続いています。

いつも夜の7時半位から走り始めるのですが気温がマイナスになると、セントラルパークで走る人はめっきり減ります。逆に5度以上になると夜でも沢山の人が走っています。まちがいないです。北風と太陽の話を思い出します。人の行動は環境に正直に反応してしまうようです。僕はというとマイナス2-3度ならば走ります。それくらいの気温ならばタイツをはいて長袖のハーフジッパーを着て、あとは手袋があれば楽しく走れます。葉が落ちて枝だけになった木々のシルエットはきれいだし、見通しは良く、走っている人も少ないので冬の間もその時間を存分に楽しめました。もう少しの間冬のままでもいいと思うくらいです。

昨夜は前を行く人がいない、最後の冬の夜の公園を走りながら、10代の頃に読んだ「長距離走者の孤独」というイギリスの作家、アラン・シリトーの書いた小説のことを思い出していました。すっかり忘れていた遠い過去の記憶はひょんなことで思い出すものです。主人公は貧しい労働者の街で生まれ育った18才の少年で、強盗かなにかをして捕まり感化院に入れられるのだけど、足が速いことから感化院対向の長距離レースの代表に選ばれ、早朝、感化院の外を走りトレーニングすることを特別に許されるのです。少年は朝霧の中を走りながら「世界にはじめて生まれた裸の人間のようだ」と表現していたことを憶えています。結末の、社会の現実に大きな抵抗をもった少年の、ささやかな、そして大人をあざ笑うかのような行動にとても共感したことを憶えています。

それなのに、僕は今だれもいなくなった夜の公園を走りながら、無事平穏に一日が終わったことを確かめる「最後のひとり」のような気分で夜空を見上げています。子供は生まれてくる社会を選ぶことは出来ないのだから、反抗してその存在を示すことも許されます。すっかり大人を通り越した僕は今、その子供達のいる場所が希望があって夢中になることにあふれていて、嘘の無い世の中であるように願うのでした。

このところは距離を延ばして走っています。むしろトレーニングと呼んでもいいでしょう。なぜなら5月にブルックリンで行われるハーフマラソンに出場することにしたからです。昨年の夏からはセントラルパークのフルループ約10キロをひたすら走り、それ以上の距離を走ろうという気持ちにはならなかったのですが、ハーフマラソンを走るとなると、それなりにトレーニングして大丈夫だと思える状態で出場したいと思ってのことです。

前の投稿で紹介した小出監督の本『マラソンは毎日走っても完走できない 「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42・195キロ』にはハーフマラソンのトレーニング方法もレースの3ヶ月前から組み立てたメニューと共に紹介しています。そのとおりにはなかなか出来ないけど、少しでもそれに沿ったトレーニングにして無理なくゴールしたいと計画しています。

そんな訳で、いつもより多めにセントラルパークをぐるぐる回っております。

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昨夜のDJ iTunes BestはJazzanovaUnited Future Organization。アシッドに刻むパーカッションと揺らいだエレクトリックピアノ、そしてワイルドな歌声が、夜の摩天楼に吸い込まれるよう。

 

 

雪のセントラルパークを走る

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8日金曜日から翌朝にかけてアメリカ北東部をスノーストームが襲いました。地域の航空会社が2400以上の便をキャンセルしたそうで、ここマンハッタンでは8日金曜日の午後から翌朝まで降り積もった雪は30センチ程になりました。

ストームが去った翌朝は快晴の土曜日。沢山の人達がそれぞれに雪を楽しむ休日となりました。ニューヨークはここ数年雪が少なく、昨年は一度も雪らしい雪が降らなかったので、待ってましたとにわかに興奮している自分です。

郊外での除雪状況は知らないのですが、マンハッタンでは夜どおし除雪車が走り主要な道は除雪されるし、歩道はビルのオーナーが凍結防止剤をまいたり雪を取り除いたりします。道路と歩道の間に溜まった雪の固まりがなかなか溶けて無くならず歩きにくかったりはしますが、これくらいの雪は慣れたものです。街ではその雪の固まりをひょいっと飛び越えながら走るランナーを何人も見かけました。

セントラルパーク内でも主要な道は除雪され、市民が公園で走ったり歩いたり出来るように整備されます。パークドライブや遊歩道以外は雪が残されているので、そり遊びをしたりクロスカントリースキーをしたり、雪だるまを作ったりと楽しみ方は沢山あります。パークドライブを走る人も沢山いましたが、雪道を走りトレッキングを楽しんでいる人も沢山みかけました。今日日曜日も晴れ渡り、気温も2度位にまであがりました。子供とソリ遊びを楽しんでから僕もひとっ走りしてきました。

photo連日息子の乗ったソリを丘の天辺んまで引っぱり、滑り降りるソリを後ろから走って追いかけ、下まで降りたらまた上まで引っぱり上げるというのを、40回以上は繰り返したせいで腕が筋肉痛です。でもこれだけ働いても足腰は何ともないのは普段走っているおかげです。今日はさらに追い込むトレーニングをしてみました。数日前にKindleで『マラソンは毎日走っても完走できない 「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42・195キロ』を購入して暇な時に読んでいるのですが、マラソンを走るためのトレーニング法がわかりやすく書かれていて、実践してマラソンに出たい?という気にさせます。

手始めに最後の500メートル位を全速力で走ってみました。全速力で走ることって普段の生活で無いです。それが足も腕ももうこれ以上速く強く動かせないところまでグングン動かして走るのだから、別次元で気持ちよかったです。実は41才の誕生日の朝、ちっと孟ダッシュする事情が生じたのですが、10歩も進まないうちに足が絡まり転倒してしまいました。イメージに体がまったくついて行けなかった訳です。無理もありません。おそらく過去10年は全速力で走るなんてしてなかったんだから。

今回は普段走っているおかげで転ぶことはありませんでした。全速で走ると体中が飛び跳ねる衝撃で揺れて、股関節も最大限に動き、頬も震えているのがわかります。まるで競争馬になったような気分でした。他人からどう見えたかは知りませんが。

全速力で走り心肺や筋肉をギリギリまで追い込むことでそれらの機能を高めることが出来るのですが、ランニングフォームを整えるのにも最も効果があるそうです。

雪景色を楽しみながら今日はひと味違ったランニングが出来ました。

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明日も走ろう!

あなたは決してリタイアしない! でも靴はね。

6月の終わりに新しいランニングシューズBrooks Adrenaline GTS 12を購入してからこの GTS 12での総走行距離は750キロになりました。iPhoneのアプリNike+Runningではシューズを登録して走行距離を記録出来るのです。どこのメーカーもランニングシューズは500キロ走破を目安に新しいものに買い替えるよう勧めています。Nike+Runningアプリでも500キロ超えたあたりから、「あなたは決してリタイアしない!でも靴はね。」っとメッセージが出るようになり、そろそろ次の靴の購入を考えるよう促されています。ご丁寧にNikeのオンラインストアーへのリンクもあるのですが、以前もらったランニング専門店からのアドバイスによると僕の足にナイキのチョイスは無いそうです。カッコいいのに残念。

GTS 12について、僕は足の踵ではなく真ん中で着地するし、着地してから後ろに押し出すまで足首がぐらつくプロネーションが無くなるよう意識しているのでGTS 12の強みであるアーチのサポートが無くてもいいのかも、と以前の記事で書いたのですがその後は履いている靴のことは特に意識することなく走り続けていました。結局とてもいい靴だと思います。もしかするとだんだんクッションがヘタってきて丁度よくなったのかもしれません。

とはいえ750キロ。そろそろ新しい靴が欲しいと思い、専門店へ足を運びました。前回お世話になったお店Super Runners Shopはとても的確にアドバイスをもらえて満足したのですが、今回はアッパーイーストにあるランニング専門店Urban Athleticへ行きました。NYマラソンに何度も出場したことがあり、僕の知る限り15年は走っている友人に勧められたマジソンアベニュー沿いにあるこのお店、小さい間口で品揃えも少なくそれでいて賃料の高いであろう場所でビジネスとして成り立っているのだから、他の店には無い特別なサービスを提供しているのだろうと想像出来ます。言い換えるとどうやって商売が成り立っているのか想像出来ない。。。

ここで何を勧められたかというと、やっぱりBrooks Adrenaline GTS。シリーズ最新モデルGTS 13でした。このシリーズはとても評価が高く幅広でアーチの低い僕の足には最適なんだそうです。ですが何か新しいものも試したいし、なによりこのサポートがいらないのではという話をしたら、走り方を見てくれることになりました。表通りを試着した靴で足っている姿を後ろから見てもらったのですが、やはり足の真ん中で着地しているのでサポートにはそれほど拘らなくてもいいということでした。したがって少しチョイスが増えるそうです。ASICSとadidasでのおすすめも試したのですが、一番しっくりきたBrooksのRavenna 3というモデルを購入しました。

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ちなみに足の裏の真ん中での着地は踵から着地するより負担が少なく効率的に速く走れるそうで意識していたのですが、自然に走るのがより効率的であり無理して走法を変える価値は無いといった趣旨のNYTの記事を今日たまたま発見してちょっと複雑。でも腹筋を意識して着地のタイミングを遅れ気味にして足の裏の真ん中で着地すると、自分は止まっていて地球を玉乗りして回しているような気分が味わえて気持ちいいです。

話は戻って、このRavenna 3はサポートとナチュラルの中間にあるカテゴリーに位置し、GTSよりは弱いサポートで自然な走行性とのバランスを取っているそうです。若干のプロネーションを持ったランナーに最適で、そしてGTS より幾分軽量です。GTSもそうですがこのRavenna 3はソールが足の裏に吸い付くようなフィット感がありとてもいいと思いました。

前から気になっていたBrooks PureFlowについても聞いてみたのですが、なんと答えは「僕らはあの靴は好きじゃないから扱っていない。あれはNike Freeのコンセプトをコピーしただけでランニングシューズとしての十分な機能を備えていない。」でした。Brooks PureFlowはメディアでの評価も高い靴で人気もあるはずなので、売らないというのは相当な自信を持っている証拠です。

東京の寿司屋のカウンターに座りうっかりドラゴンロールは無いのか聞いてしまったような空気が一瞬流れましたが、まさに間口は狭いが一等地に店を構えるその姿勢は大将の寿司屋そのもの。「おかませ」と言っておけば安心なのかもしれません。おかげで満足のいく買い物が出来ました。このラン二ング専門店Urban Athleticはスピードやフォームのトレーニングやマラソンを走るためのトレーニングも行っています。

その後さっそくいつもの10キロを走りました。走り心地はというと最初紐をきつく絞めすぎたようで足の甲が痛くなったのですが、少し緩めたらその後はとてもいい感じでした。新しいのでクッション性が高く、足を後ろに送り出すときに、着地時に吸収した衝撃を前進する力で解放してくれるようで気持ちよかったです。GTSに感じは似てますが土踏まずのサポートはマイルドです。軽さも分かります。僕の足に合っているということなのだと思いますが、Brooksは丁寧にいい靴を作っていると思います。色やデザインはオシャレとは思いませんが、今僕にとってかなりロイヤリティーが高いブランドになっています。いろんなタイプの靴が揃っているのでおすすめです。

新しい靴で走りどんなことがおこるのか楽しみです。

RUN HAPPY! ←Brooksのキャッチコピー

SFのような21世紀はもう来ている?

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21世紀も二桁年に突入していますが、未だジェームス・ボンドは仕立てのいいスーツとネクタイ姿で、カフスボタンが外れていないか気にしながら、諜報活動に勤しんでいます。そしてストレートチップの革靴。ひげ剃りもシェーバーやT字カミソリなど使わずに、直刃の剃刀でとおしているのだから、あれはやはり革底なのでしょうか。

007は好きなのですが、実際スーツを着てネクタイを締め、さらに革靴を履くとともて窮屈です。慣れればその窮屈さが気持ちを引き締めていいのだと思いますが、毎日仕事で着るユニフォームとするのには、機能性が欠け過ぎではないでしょうか。特に暑い日にネクタイをしてスーツを着なくてはならないビジネスマンを見ると、なんとも言い表せない不思議な気持ちになります。野暮を承知でいうとジェームス・ボンドだって、実際あのスーツと靴で濡れた石畳の上を走ったり、切り離されそうになった列車に飛び移るのは至難の業でしょう。

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21世紀になれば、SF映画やあるいは『ドラえもん』ののびたが、しずかちゃんと結婚している未来のように、体にフィットしていてボタンやファスナーといったものが見当たらない、そして大胆な切り返しのデザインの服を着ているものだと思っていました。70年代高度成長期のスーツ、鞄や眼鏡や小物などを現在のものと比べると、全体的には確実により着やすく使いやすい方向に進化しているようには見えますが、ビジネスシーンを見るとスタイルとしてはさほどの飛躍は無いようです。

ところがスポーツウエアに至っては実はほとんどスタートレックの様な世界に到達しています。特にYOGAとランニングはその傾向が強いと思います。スニーカーはもちろん、服には動きやすさや通気性が追求され、また生活に深く浸透しているのでファション性も高く他のスポーツよりもより進化の速度が速いのかもしれません。ニューヨークではヨガやランニングをする女性が多いので、週末ともなればピッタリした伸縮性のあるパンツに、同じく体にフィットしたトップスを着て歩いている人は普通に多いです。これはもうほとんどスタートレックのディアナ・トロイでは無いでしょうか。

スポーツウエアは、ハイテク素材が使われていて高い伸縮性なうえ、裁断も立体的で体にフィットして、とにかく動きやすく出来ています。だからこの着心地を一度味わうと、ジーンズでさえ窮屈に感じ、いつもジャージを着ている人の気持ちがよく分かります。そこでやっぱり思うのですが、ビジネスシーンにも耐えられるこういった動きやすい服は無いものか。(もちろん僕がザッカーバーグかスティーブジョブズなら、今日から迷わずハーフジッパーのジョギングウェアを、毎日欠かさずどんな場所でも着ると思いますが。。。)

スタートレックは2300年代の話なので、移行するにはまだまだ大分時間がかかりそうですが、方向としては少しずつ、揺り返しながらもそこへ向かっているようです。燃えやすい?という疑問はありますが、スポーツウェアから目が離せません。

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サイボーグ009の様なこちらのトップスは、ヨガとラン二ングウェア専門店Lululemonnのもの。日本には一度進出して撤退したようですが、NYでは人気があり、高いブランド力を持っています。NYはそれだけランニングやヨガの人口が多いという事でしょうか。

今日は気温9度と暖かかったので久しぶりにキロ5分30秒を切るペースで10キロ走ることが出来ました。

もっと速く走りたい!

新春初のセントラルパーク(永遠に消えない)

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新年明けましておめでとうございます。

氷点下4度の午前中、新春初のセントラルパークを10キロ走りました。走っていると汗を拭き、息を切らし、地面を蹴る「自分」は、どこまでも続いていくような実感として強くあります。でもその実感とは関係なく、それはとても不確実な未来予想にすぎないことも知っています。世の中では災害や事故や事件が、自分が想像出来る最悪なことをはるかに超える最悪さで起こっています。「ひどいニュース」はいつもパワーアップして最悪ぶりを更新し続けます。もちろんそれは自分が生まれてからの経験であって、歴史を見ればそれでも現代はよりよい世の中になってはいるのだとも思います。

コネティカット州ニュータウンの乱射事件の犠牲になった子供達は、突然未来へと続くはずの命を奪われました。交通事故や災害でも沢山の命が突然止められてしまっています。子供の頃はじめて人が死んで亡くなると知ったとき、とてつもない恐怖と悲しみに襲われて、布団をかぶり眠れずにいたことを憶えています。「いつかみんないなくなってしまう。」怖すぎます。虚しすぎます。少しだけ世の中と距離を置いてなるべく冷静に事態に対応出来るよう備えているのがよさそう。

大人になって今は少し違うアイディアを持っています。それは自分は次の瞬間に止まってしまうかも知れないけど、この世界はその後も続くし、今自分が存在している事実は、たとえそれを観測する人がいなくなったとしても無くならないというアイディアです。たとえ45億年後に地球が無くなってもそれは消えません。だってそう、あなたは確かにそこにいるでしょ。ね? そう考えると家族との時間も、他人との出会いも消えてしまうものは何一つ無いのです。大切な家族を失っても同じように考えられるかは分からないし、ご遺族に向かってそんな説法を解くつもりもないけど、とりあえず自分もいつかは消えてしまうという恐怖と虚しさは無くなります。

それに世界を終わりにしてやろうなんて考えるテロ行為や銃撃犯とは断固戦うし、世界を少しでも良くしたいし、災害や病にも最大限抵抗します。

これまでを振り返ると帳消しにしたいような経験も少なからずあるし、未熟だったと反省することも多くありますが、これから永遠に消えることの無い残りの時間を、大切な家族と共に、感謝しつつ精一杯使わせていただきます。

「明けましておめでとうございます。 」生きているということは明けるの連続。その連続をこれからも沢山の人と喜びあえたらと心から願います。

というわけで今年も走ります!

mzi.lyuhnxcu.170x170-75今日のiTunes Best は Condorkanki で Yungueñita 。サンポーニャは笛なのにパーカッションのように弾け縦笛ケーナは軽やかに、その音色は力強く雄大でそして演歌。アンデスの山々を駆けているよう。

 

 

 

R121 5k カウントダウン2013

今年2012年も間もなく終わります。大晦日の今日は夕方5キロ程走り2012年最後の締めとなりました。5月から走りはじめて121回、総走行距離795キロのランでした。最初は1キロ8分位のペースだったと思いますが、今では795キロ全体の平均で6分10秒になりました。

今夜はセントラルパークでも新年カウントダウン開けに花火が上がるそうで、南の方では準備をしていました。そして5キロ走るレースもあるようです。

と書いてる間に新年になりそう。

良い年になりますように!

2013年も走ります。

 

R115 10k 初夏から冬の755キロ

早いもので12月も後半。クリスマスもまじかです。いつも走り始める自然史博物館の裏のコロンバスアベニューはもみの木売り場になっています。今年もここでツリーを購入して我が家はもみの木のいい香りがします。

思い立って走りはじめてから半年が過ぎ、走行距離も755キロになりました。木々が一斉に葉を出し花咲き誇る春が終わり、緑が深まる初夏、乗馬道に出来た木の葉のトンネルを潜り、レザボアまで息を切らしてようやくたどり着きました。夏には何百ものホタルの光が舞い、夏の終わりにはループの最北の坂を駆けながら、虫の鳴き声に囲まれました。大雨に降られてずぶ濡れのになりながらキンクスを聴きました。秋には黄色やオレンジに色づいたパークドライプは沢山の走る人達で賑わいました。そして冬、幹と枝だけになった木のシルエット越しに見るミッドタウンの明かりや寒空に浮かぶ月を眺めなら走ります。

実は、きっとこのように素晴らしいものになるだろうと走り始める時に予想していたのですが、半年が経過して生活の中にとても有意義な時間と空間がしっかりと出来上がりました。長く続けたいと思います。そのために永遠の命が欲しいところです。

タイムは9月の嵐の夜に走って体調を崩して以来延びていないのですが、足が痛くなることが少なくなりました。色々情報を集め試しています。最近は腹筋を意識して走っているのですが、そうすることで体をよりよくコントロールでき、着地のタイミングを遅くして足の裏や膝にかかる負担が軽減出来るようです。

バスケットボールやバレーの選手がジャンプして空中で止まっているように見えるのは、腹筋で体を制御しているからなのです。地面をなめるように走る感覚なのですが、これはマラソンなど長く走る場合には特に有効なフォームなのだそうです。

今夜のiTunes best は中島美嘉のAROMA。乾いたドラムを背景にしっとりとしたギターとエレクトリックピアノ、そして彼女の歌声がJazzyに絡み合い、軽〜くフィアットに乗ったルパン三世が去って行きそうな夜でした。

R108 6km セントラルパークに冬到来

11月最終日です。今月は月初にハリケーンが去ったと思いきや一気に気温が下がり8日には初雪&積雪を記録しました。ニューヨークマラソンが開催されるはずだった日を境に夜のセントラルパークを走る人もめっきり減っています。初めて走る冬。寒さの中で走るのは備えがいるもので最近になってようやく気温に合わせて上手く対策出来るようになりました。

気温5度くらいならば、ハーフジッパーの長袖トップスに下はランニング用のタイツ、そして軽めの手袋が快適です。汗が出るくらいに保つのが良いようで、体が暖まるにつれ少しずつハーフジッパーの襟元を開けて温度調節しています。気温0度近くまた風のある時はその上に風を通さないジャケットを着て、手袋も少し厚めにすると1時間走っても凍えることはありません。それから腰回りも冷えるのでタイツの上に短パンを履くと大事な部分も守られます。

これが分かるまでに何度も寒い思いをして体調を崩しました。おかげで今月の走行距離は80キロに達しませんでした。

でも慣れてくれば冬の公園を走るものいいもの。何が違うかというとそれは景色です。ニューヨークにある木々はそのほとんどが落葉樹。夏には鬱蒼とした葉っぱに覆われた木々の、その向こうにのぞく少しの空の下に延びるパークドライブを走っていましたが、紅葉が終わりすっかり木々の葉は落ちてしまい、どこもかしこも幹と枝だけになってしまいます。枝だけになった木のシルエットが澄んだ空を背景にきれいです。動物の進化の枝分かれを思い起こさせる神秘的な造形。そして見える空は広く、また遠くミッドタウンのビル群もよく見えます。夏には気がつかなかったけど、パークドライブ北部の坂道を下る時、崖の向こうには街が広がっています。

数日前、満月で澄み切った冬の夜空の下を走った時は、踏みしめるアスファルトが間違いなく地球の大地。宇宙に浮かんだ地球の大地を蹴り進んでいる実感があり、何度も遠くのビルの明かりや月や月の近くにあった木星を見ながら、その実感を踏みしめていました。

これからもっと寒くなり氷点下の日々、氷の世界のニューヨークが訪れますが、冬を走るコツが掴めてきたので、また走行距離やスピードを少しずつ増して冬を楽しみたい。

もっと走ろう!

R99 10k「ニューヨークシティ・マラソン2012を走る」

10月29日の夜ニュージャージーに上陸した大型ハリケーン・サンディは、アメリカ東部に大きな被害をもたらしました。ニューヨーク市を襲った高波は4.2メートルに達し、65万人が停電の影響を受け、クイーンズ区では火災が起き50件が全焼しました。11月4日に開催予定のニューヨークシティ・マラソン、市長はまだ全体の被害状況がわからない30日のアナウンスでは、予定どおり開催するとしていました。

ニューヨークシティ・マラソンは1970年から毎年開催され、約4万人が参加するレースで、世界中からランナーが集まり日本からもツアーが組まれる程人気があります。コースはニューヨーク市の5区全てを通り、最後はセントラルパーク内を半周程走りゴールします。ハリケーンが去った後、沢山の木がなぎ倒されていたに違いありませんが、コース内の整備、横断幕やパーク内のゴール付近にもうけられた報道用の施設、仮設トイレなど急ピッチで復旧、準備が進められていました。

一方ハリケーン・サンディの残した爪痕は深く、マンハッタン南部の電力がほぼ回復したのは3日。スタート地点のスタテンアイランドの被害は大きく現在も電源は失われたままです。そんな中、報道用の強力な発電機を備え、スポーツ飲料をランナーに配り、警備にも多くの人員が必要なマラソンの開催に対して、市民からの反対の声が日に日に大きくなりました。そして開催日の2日前、ついに市と主催者は中止を決定しました。レースを開催するための労力や物資を復旧の為にまわす必要はなかったが、市民の対立が起きていることが明らかになり、それは復旧の速度を鈍らせる危険があると中止の理由を述べています。

約3億4千万ドル(約270億円)の経済効果があるとされるマラソン、911の年にも開催されたし、出来ればやりたいと主催者は願っていたと思いますが、さすがにまだ電気も復旧しておらず、必要な物資も不足している被災地でマラソンをやるのは少し無理があったようです。ギリギリまで頑張ったけどあきらめたということだと思いますが、現状を見れば中止されたのは当然のようです。

さて、気温は8度の快晴。マラソンも中止になったし久しぶりにセントラルパークを走ろうと午前中に出かけました。マラソン開催日のはずだった今日、多くのマラソンランナー達はニューヨークマラソンの参加者がもらえるオレンジ色のシャツを着て、物資の足りない被災地に走って物資を届けるというボランティアに参加するとのことでした。

ところが、公園に入るとパークドライブには道を埋め尽くす程多くのマラソンランナーがレースさながらに走っています。その格好からマラソンに参加する予定だった人達とすぐにわかりました。なんとコースの周りには応援する人や、飲みのもやキャンディーを配る人などで賑わっており、いたる所でベルを鳴らして「You look good today. Keep it up. Keep it up. You can do it」などと応援してくれます。「お父さん頑張って!」と書いたパネルを持って応援する子供や、バグパイプを吹いて応援する人、いろんな国の国旗も目にしました。

走っている人もニュージーランド、メキシコ、スイス、オーストラリアなど海外から来た人も沢山います。また、家族の写真がプリントされたシャツを来て走っている女性や、「Run for 〇〇(人の名前)」と書かれたシャツを着ているランナーなど、なにかそれぞれのストーリーを胸に走っている様子がうかがえました。なにしろマラソンを走るにはそれなりの時間を使ってトレーニングを重ね準備をしていたはずですし、抽選の倍率は高く数年かかってようやく権利を得たというランナーもいるはずです。まして海外からの参加となれば、もう2度とチャンスはないという人もいるかもしれません。走らずにはいられなかったのでしょう。

図々しくもそんな特別なイベントに紛れ込んで走ったのですが、最初は沿道の応援が照れくさくて目を合わせられなかったのに、次第に気分が良くなりそのうち笑顔で返していました。いつもの一周10キロを走ったのにニューヨークマラソンを走ったような気分を味わえました。マラソンなんて無理だろうと思っていましたが、沿道の人達に応援されながら沢山のランナーと一緒に走るんだったら、それはさぞかし楽しそう。

マラソンは中止になりましたが、集まったランナーにとっては忘れられない思い出になったことでしょう。

来年はマラソンを走る?

 

ハリケーン・サンディで受けた被害からの復旧のための寄付とボランティア情報

CBS NYの情報:Where To Donate Or Volunteer To Sandy Relief Effort

NYC.gov  Hurricane Sandy Relief

黒部エリぞうのNY通信: 台風サンディの爪あとと、ボランティア情報